11月20日(月)14:00~16:00能代市文化会館大ホールにて開催された「第16回未来を創る能代っ子ふるさと会議」を聴講してきました。
プログラム内容は以下の通りです。
市民歌斉唱では、大変元気のよい子供たちの歌声が印象的でした。
この能代市民歌は、制定は平成21年ということで、私自身はそのころ東京の企業で働いていた時期です。
忙しすぎてほとんど能代にも帰省していなかったように思います。本当に全く知りませんでした。
しかし、今回、中学生・小学生たちが文化会館の大ホールで、大きな声で元気よくこの市民歌を斉唱しているのを聞くことでイッキに親しみも沸き、
”はやく覚えて彼らと一緒に歌いたいなあ”、と思うことができました。ありがとうございます。
東雲中学校の「東雲飛行場を語り継ぐ」では、大戦中、飛行機の事故に巻き込まれて亡くなった小学生がいたこと、そして戦時中ということで、その事実を軍から隠すよう言われ、遺族は葬式も出せなかったという、今では考えられないような悲しい出来事があったことを後世に残し伝えようという活動報告の後、「自分たちでしっかり情報発信していきたい」また、「飛行場跡地のフィールドワークなど、訪れる人たちに自分たちでガイド活動をしたい」等の積極的な提言がありました。
わたしたちの身近な地域においても、過去の戦時中は辛く悲しいことがあったのだという事実をしっかりと研究し、現代の戦争紛争地域のことを他人事と思わずに身近なものとしてとらえ考えていきたいという姿勢は大変立派でした。
能代南中学校では、今年の大雨の経験から、中学校を避難所として活用できるか自分たちで「大地震が発生した場合」の仮説を立てて検証し、プロの災害アドバイザーの方からもフィードバック頂いて、中学生ではどうにもできないことがあり、また逆に自分たち中学生でも率先してできることがあるという活動結果の報告をしてくれました。
特に、「地域の年配者への非難の呼びかけをしっかりやりたい。市の職員の皆様と、中学生と一緒に災害訓練をしませんか?」という提言には、市長、教育長だけでなく、訪れた来賓の方々は大変感動したのではないでしょうか。
生徒の皆さんも、質疑応答時は積極的に挙手し、会議に参加していました。
私ははじめてこの会議の発表に参加させてもらったのですが、お世辞抜きに、壇上で発表された生徒さん、議事進行の生徒さんたちはもちろんのこと、客席側の生徒さんの聴講・質疑応答の対応も含めて全体的なレベルの高さにびっくりしました。
こういった中学生・小学生たちがふるさと能代について、しっかりと考え、行動しようとしている姿勢を見ると、めちゃくちゃ元気をもらえます。
これこそプライスレス。
平日の日中は仕事が忙しい、ということはあるとは思いますが、私たちのような壮年期の世代も、積極的にこのような会に顔を出すというのは、今後ますます重要になる、大事なことなのではないかと思います。